鹿児島&沖縄マングローブ探検

Minamidaitojima

南大東島

〈みなみだいとうじま〉


南大東島の風景
那覇から空路で1時間、沖縄本島からフェリーでは約15時間。周囲は深海1500mで砂浜のない断崖絶壁が続く隆起環礁の島で数多くの鍾乳洞が存在。明治時代に八丈島からの移民で開拓された太平洋絶海の孤島。


〔位置〕 沖縄県/大東諸島(島一周21㎞)
〔気候〕 年間平均気温23.5℃/亜熱帯海洋性
〔空路〕 南大東空港(琉球エアコミューター)
〔航路〕 那覇⇔南大東・北大東(週1~2便運航)
マングローブ4カ所 1市町村)
〈群生面積11.501㌶/構成樹種11種〉


GoogleMap

自生地の全体地図

〈航空写真モードでも表示可能〉


Interview

地域住民に聞く

〈マングローブを語り継ぐ
マングローブについて語る東和明さん

東 和明さん 〔職業:ネイチャーガイド〕
取材・撮影地/沖縄県島尻郡南大東村在所

「この島のすべてが奇跡!」と私は言います。南大東島はサンゴ礁の隆起で出来たカルスト地形で、島を平面状に見るとお盆状に周囲が盛り上がっていて海に向かうほど標高が高くなります。島の中央にある大池の畔ではオヒルギ群落があり、地上で確認する限りは外洋と切り離されて見えますが実は池の内部では海と繋がっていますので潮の干満による水位変化があります。オヒルギは大池水系だけに集中していて、この島が隆起する際に海から漂流してきた種子が池に取り残され繁殖したものと推測されます。こうした陸封型のマングローブは世界的に稀で国の天然記念物に指定されています。



Spot List

自生地一覧

〈地域別の分布地情報〉
〔南大東村北〕
汽水の池に生い茂る陸封型マングローブと野鳥観察ができる景勝地。
〔南大東村北〕
大池に近い雑木林の湿地には環境省に選定された巨木オヒルギが自生。
〔南大東村池之沢〕
サトウキビ畑が広がる小水路付近の草むらにオヒルギが数本出現。
〔南大東村在所〕
南大東の神が見守る淡水池のほとりでオヒルギの小さな木が立つ。
マングローバルのロゴマーク

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