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 雌漂木(メヒルギ) 

〜 南国を彩る日本産のマングローブ植物 〜

日本のメヒルギ風景

マングローブ林ではやや陸側に生育する常緑木本であり薩摩半島以南に分布。盆栽のように樹形が美しく耐寒性に優れている特徴をもつほか、沖縄本島や奄美大島では板状をした大きな根を張る巨木も生育している。

日本各地にある自生地/143カ所 〔18島〕

Googleマップで分布場所をみる >

 基本情報ガイド 

\ 木の語源 /

ヒルギ科のなかでも樹形が女性のように清楚である事から雌の頭文字をとり「メヒルギ」と和名が決まりました。「ヒルギ」の意味については親木から落ちるタネが水辺を漂いながら木に繁殖する様子を表現しており漢字では「漂木」と書かれます。

\ 学名由来 /

学名は「Kandelia obovata」です。「Kandelia」はインド語でメヒルギのことを指す「kandel/カンデル」から由来しています。また「obovata/オボバタ」については倒卵形の葉を付けるという意味であり学名はこれらの合成語であると言われています。

\ 植物分類 /

科名

ヒルギ科/Rhizophoraceae リゾフォラ

学名

Kandelia obovata/カンデリアオボバタ

英名

Yellow Mangrove/イエローマングローブ

別名

リュウキュウコウガイ(琉球笄)、インギー

保護

準絶滅危惧NT/鹿児島県版レッドデータ

絶滅危惧種の階級図

\ 発達環境 /

気候

平均気温(年)18℃以上の温帯-亜熱帯地方

土壌

砂の干潟や泥質湿地を好む(塩分にやや強い)

開花

春/4月-6月頃(種子成熟は10月-2月頃)

繁殖

種子落下→海流散布→土壌定着→木に成長

植生

マングローブの陸側に生育/中心群落

マングローブでの発達区域図

 形態的な特徴 

\ 全体構造 /

樹形/杯形(さかずきけい)
区分/常緑木本(じょうりょくもくほん)
性質/平均樹高は2m-5mとやや低め

メヒルギの樹形図解

形状/板根(ばんこん)が地上に出現
英名/Butterss-Root(バットレスルート)

性質/呼吸機能、細胞壁で塩分濾過

板根の図解

形状/幹は短く根元から枝の距離も近い
樹皮/表面が剥がれやすく赤茶色-灰色
性質/樹皮は防腐力あるタンニンを含む

幹の図解

\ 器官組織 /

形状/倒卵形の対生で先端部が丸い
表面/黄緑色、光沢質、長さ6p前後
性質/葉内に過剰塩分を蓄積して落葉

倒卵形をした葉の図解

外部/星形をした白色の萼(がく)が5枚
内部/細長く白色い糸状の花びらが5枚
性質/雄雌の両性花で昆虫が受粉媒介

メヒルギにある花の図解

果実/黄色-茶色の長卵形で長さ約2p
種子/棒状の胎生種子(たいせいしゅし)
性質/発芽種子は長さ約17pで黄緑色

胎生種子の図解
メヒルギの板根
メヒルギの胎生種子
メヒルギの花
メヒルギの葉

 地理的分布 

\ 国内自生地 /

日本のメヒルギ群落は鹿児島県日置市から沖縄県西表島まで自然分布しますが、耐寒性があるため本州の伊豆半島でも移植された個体が育ちます。国内自生地は18島143カ所ありマングローブ植物の中では最も分布規模がある樹種です。

最北端

最南端

鹿児島
神之川

西表島
大原川

最北端⇔最南端までの距離/1032km

最東端

最西端

種子島
湊川

西表島
パイタ川

最東端⇔最西端までの距離/1024km

\ 分布範囲 /
日本のメヒルギ分布地図

鹿児島県

沖縄県

自生地統計/34カ所
〔6島〕

自生地統計/109カ所
〔12島〕

 地域別の群落 

\ 伊豆半島 /

伊豆青野川の護岸で育つメヒルギ群落
潮が満ちた伊豆青野川のメヒルギ群落

例外として静岡県南伊豆町湊の青野川河口に1カ所群落があり昭和34年に種子島から個体移植。自然分布には位置づけられませんが当地の環境は温暖気候と温泉地熱効果などの好条件が合わさり枯れずに生き延びれたと推測できます。

\ 薩摩半島 /

積雪した鹿児島のメヒルギ群落
鹿児島市喜入町のメヒルギ群落

鹿児島本土の薩摩半島/13カ所に小群落があり川の下流にかけて生育します。鹿児島市喜入生見町では国指定特別天然記念物リュウキュウコウガイ産地が有名ですが南さつま市大浦町にも幾つか自生地がみられ冬季は降雪する事もあります。

\ 大隈諸島 /

種子島にある阿嶽川のメヒルギ群落
種子島にある湊川のメヒルギ群落

種子島/6カ所、屋久島/1カ所の「合計7カ所」で群落があり川の下流から内陸湿地に発達しています。種子島/湊川は樹高8mある高木があるほか阿嶽川には海面より高い位置で繁殖し、大浦川河口では1m未満の非常に低い個体が立ち並びます。

\ 奄美群島 /

奄美大島のメヒルギ群落
徳之島のメヒルギ群落

奄美大島/8カ所、加計呂麻島/4カ所、徳之島/1カ所の「合計13カ所」の太平洋側にかけて生育します。奄美大島/住用川では砂が堆積した河口干潟に群落があるほか徳之島/湾屋川では一度絶滅しましたが植樹により付近の海岸で復活しています。

\ 沖縄諸島 /

沖縄本島今帰仁村のメヒルギ群落
沖縄本島名護市のメヒルギ群落

伊是名島/3カ所、沖縄本島/50カ所、屋我地島/2カ所、宮城島/1カ所、久米島/3カ所の「合計59カ所」でみられ海岸や川の下流に生育。沖縄諸島では最も分布を広げるマングローブ植物とされ久米島/儀間川では天然の原生林が唯一残ります。

\ 宮古・八重山諸島 /

宮古島のメヒルギ群落
西表島のメヒルギ群落

宮古島/7カ所、伊良部島/1カ所、石垣島/7カ所、小浜島/1カ所、西表島/33カ所、由布島/1カ所、内離島/1カ所の「合計51カ所」にあり大きな群落は少ないです。これは寒さに強いメヒルギが南方では勢力を弱める傾向にある事を意味します。

オヒルギ

ヤエヤマヒルギ

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