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 水椰子(ニッパヤシ) 

〜 南国を彩る日本産のマングローブ植物 〜

日本のニッパヤシ群落

マングローブ林の陸側にかけて生育する常緑低木であり西表島以南に分布。密林湿地の水辺で笹のような美しい葉をひろげるほか、頑丈な殻と繊維からなる果実も実らせ国内では極めて希少価値ある無茎のヤシである。

日本各地にある自生地/3カ所 〔2島〕

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 基本情報ガイド 

\ 木の語源 /

ニッパヤシの和名については学名の「Nypa/ニッパ」と後付けで「ヤシ」を組み合わせた非常に解りやすい名前です。椰子の木は日本でも大変馴染みある言葉ですが「ニッパ」はあまり聞き慣れないため異国情緒あふれるロマンを感じさせてくれます。

\ 学名由来 /

学名は「Nypa fruticans Wurmb」です。「Nypa」とはフィリピン語でニッパヤシを意味するもので「fruticans」は低木を指します。また「Wurmb」は本種の分類階級を定めた1700年代のドイツ植物学者名が起源しており学名はこれらの合成語です。

\ 植物分類 /

科名

ヤシ科/Arecaceae

学名

Nypa fruticans Wurmb/ニッパフルティカンス

英名

Palm Mangrove/パームマングローブ

別名

Water Coconut/ウォーターココナッツ

保護

絶滅危惧TA類CR/環境省版レッドリスト

絶滅危惧種の階級図

\ 発達環境 /

気候

平均気温(年)24℃以上の亜熱帯地方

土壌

軟らかい泥質湿地を好む(塩分にやや強い)

開花

春夏/6月-8月頃(果実成熟は不定期)

繁殖

果実落下→海流散布→発芽開始→株立ち

植生

マングローブの陸側に生育/後背群落

マングローブでの発達区域図

 形態的な特徴 

\ 全体構造 /

樹形/扇形(おうぎがた)
区分/常緑低木(じょうりょくていぼく)
性質/平均樹高2m-4mとやや低い

ニッパヤシの樹形図解

形状/地中で「根茎/こんけい」を伸ばす
英名/Rhizome(リゾーム)
性質/根茎は軸が成長すると水平分岐

根茎の図解

形状/幹は無く「葉柄/ようへい」が発達
表面/葉柄は緑色で太く肌触りが良い
性質/横倒しの根茎先端から直角倒立

歯柄の図解

\ 器官組織 /

形状/線状被針形の対生で先端が尖る
表面/黄緑色、光沢質、長さ約50p-1m
性質/葉柄から羽状に広がり葉軸が固い

被針形をした葉の図解

雄花/約10p黄色い穂状で茎から伸びる
雌花/黄色い球形で雄花の周辺部につく
性質/雄雌別の単性花で虫が受粉媒介

ニッパヤシにある花の図解

果実/茶色の球状集合果で熟すと分離
単体/分離すると長さ約10pの倒卵型
種子/白いゼリー状で果実内から発芽

球体種子の図解
ニッパヤシの根茎
ニッパヤシの花
ニッパヤシの葉
ニッパヤシの果実

 地理的分布 

\ 国内自生地 /

日本のニッパヤシ群落は沖縄県西表島と内離島だけにみられ西表島船浦湾が世界分布の北限です。自生地は2島3カ所のみに限られマングローブ植物の中では一番出現しない樹種ですが、種子は黒潮の流れで南西諸島の海岸にも漂着します。

最北端

最南端

西表島
ヤシ川

西表島
大原川

最北端⇔最南端までの距離/16km

最東端

最西端

西表島
〔大原川〕

内離島
成屋湿地

最東端⇔最西端までの距離/18km

\ 分布範囲 /
日本のニッパヤシ分布地図

鹿児島県

沖縄県

自生地統計/0カ所
〔0島〕

自生地統計/3カ所
〔2島〕

 地域別の群落 

\ 西表島 /

西表島大原川のニッパヤシ
西表島ヤシ川のニッパヤシ群落

西表島/2カ所にあるマングローブ奥地で生育しており西部地区の船浦湾に注ぐヤシ川の群落では「国特別天然記念物」に指定されます。また東部地区では大原川下流に自然漂着した種子が1株発芽しており過去には後良川での生育記録も残ります。

\ 内離島 /

内離島のニッパヤシ群落
水路沿いのニッパヤシ群落

内離島/1カ所の成屋湿地で群生しており「環境省の特定植物群落」に指定されます。当地は人為的開発影響の少ない無人島にあり西表島ヤシ川と比べると繁殖規模や生育状態も良好なため最近では海岸沿いの水路で新たな株が定着しました。

ヒルギモドキ

マングローブ生き物

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