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 自然が創り出した珍百景 

〜 本編では未掲載のマングローブを探訪 〜

雪が降るマングローブの様子
南伊豆の青野川マングローブ風景
東急宮古島ホテルにあるマングローブ
西表島にある木が描かれた橋梁の柵

積雪群落

鹿児島喜入で降り積もった積雪マングローブを緊急調査。観測史上初となる氷点下6.3度の極寒でメヒルギを完全密着。

世界最北

静岡県南伊豆町の青野川河口では世界最北端のマングローブが半世紀健在。のどかな港町の片隅で南国情緒を漂わせる。

人工繁殖

海岸干潟や河川で近年試験的に植えられた自生地をはじめ沖縄リゾートホテルで栽培管理されているマングローブ地帯。

限定標識

マングローブ情景が込められた島の小中学校を取材。そのほか自然と地域が織りなす個性あふれたご当地限定標識も。

 天候・地理的な驚き 

〜 積雪群落や本州自生のマングローブ 〜

\ 生見海岸ぬくみかいがん /

鹿児島市喜入町にある国指定天然記念物のメヒルギ群落では大寒波の影響で雪が降り積もり、氷点下-6.3度という極寒のなかでその歴史的な瞬間を撮影。当地のマングローブは冠水頻度の少ない地形であったため約10p雪が根元まで降り積もりました。

鹿児島市生見町の積雪マングローブ風景

海岸砂地沿い

小規模面積

ヒルギ科生育

一般見学可

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\ 伊豆青野川いずあおのがわ /

本編で紹介しているマングローブの北限地である鹿児島をはるかに北上した静岡県賀茂郡南伊豆町湊の「青野川」には、世界最北端のマングローブ定着地があります。寒さに強いメヒルギが生育しており本州で唯一、人工管理せずに自然発芽できる場所です。

南伊豆の青野川マングローブ風景

低水護岸内部

小規模面積

ヒルギ科生育

一般見学可

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 北限地の記録更新 

〜 喜入と大浦より高緯度にあるメヒルギ 〜

\ 神之川かみのかわ /

鹿児島県日置市の南部にある神之川河口では自然漂着により定着した天然のメヒルギが数百本群生。当地では桜島とほぼ同じ緯度に位置しているため、これまで鹿児島市喜入町と南さつま市大浦町のマングローブ自生地よりさらに北限にあたります。

日置市の神之川マングローブ風景

河川干潟沿い

中規模面積

ヒルギ科生育

一般見学可

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\ 相星川あいぼしがわ /

鹿児島県南さつま市加世田小湊にある相星川河口の大きな湿地でメヒルギが数本生き延びています。植樹または天然かは不明ですがマングローブ植物が北限で発芽する上では貴重な環境であり塩生植物のハマボウやシオマネキ類も観察できます。

南さつま市の相星川マングローブ風景

河口湿地沿い

小規模面積

ヒルギ科生育

一般見学可

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 発芽試験の植樹地 

〜 近年成長を遂げたマングローブ新産地 〜

\ 志堅原干潟しけんばるひがた /

沖縄本島南部に位置する沖縄県南城市志堅原の海岸干潟ではヤエヤマヒルギの木々が成長しています。当地は学術研究目的として階段式護岸沿いに植樹された経緯があり、現在では樹高2mほどに成長しており沖合いに浮かぶ奥武島も遠望できます。

南城市志堅原のマングローブ植樹地

海岸干潟沿い

小規模面積

ヒルギ科生育

一般見学可

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\ 伊佐水路いさすいろ /

沖縄県宜野湾市伊佐の人工水路では樹高1m前後のメヒルギとヤエヤマヒルギが数本自生します。当地は近隣住民による植樹記録が残されており宜野湾市唯一のマングローブではありますが、同市の大山湿地(旧海岸線)にも過去メヒルギが生育していました。

宜野湾市伊佐のマングローブ植樹地

人工水路沿い

小規模面積

ヒルギ科生育

一般見学可

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 孤立化した個体群 

〜 稀な立地環境で育つマングローブ植物 〜

\ 金城ダムきんじょうだむ /

沖縄県那覇市繁多川にある金城ダム「下池」に整備された植栽帯でオヒルギが5本確認できます。安里川から流れてくる淡水により湖畔は常に水位が保たれており野鳥や魚をはじめサガリバナも観察することができるため生き物観察にも格好の場所です。

金城ダムに植栽されたオヒルギ

ダム湖畔沿い

中規模面積

ヒルギ科生育

一般見学可

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\ 勢理客湿地じっちゃくしっち /

沖縄本島北西に浮かぶ伊是名島「勢理客沿岸」でメヒルギが20本の幼木が新たに確認されました。当地は赤土などの流出防止目的で建設された沈砂地であるため、個体は自然定着ではなく植樹により成長した可能性が有力であろうと言われています。

伊是名島の勢理客にあるメヒルギ

沈砂地内部

中規模面積

ヒルギ科生育

一般見学可

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 沖縄リゾートホテル 

〜 民間緑地に造成された人工マングローブ 〜

\ 宮古島東急ホテル /

沖縄県宮古島市与那覇にある大型リゾートホテル「東急宮古島リゾート」の人工汽水池にマングローブ植物が栽培されています。ヤエヤマヒルギをはじめオヒルギやメヒルギを身近に観察することができ、与那覇湾と繋がるこの池にはフエダイも泳いでいます。

東急宮古島リゾートのラグーン池

ラグーン池沿い

中規模群生

ヒルギ科生育

宿泊者限定見学

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\ 西表島パイヌマヤホテル /

沖縄県竹富町高那にある西表島ジャングルホテル「パイヌマヤ」のビオトーブ池にオヒルギが数本栽培されています。防護ネットのある玄関入口から見学することができ、大きなサガリバナも植栽されているため夏の時期には華麗な花びらが水面を彩ります。

西表島パイヌマヤホテルのビオトープ池

ビオトープ内部

小規模群生

ヒルギ科生育

一般見学可

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 屋我地ひるぎ学園 

〜 校庭を出ればそこはマングローブ原生林 〜

\ 校風 /

屋我地ひるぎ学園は沖縄本島北西部に浮かぶ屋我地島にあり名護市立の小中学校です。「ひるぎ」とはマングローブを意味する愛称のひとつでもあり、学校周辺では樹齢100年以上のオヒルギ群落がひろがり自然に対する地域の優しい絆が息づいています。

屋我地ひるぎ学園の生徒

制服は国内初かりゆしウェア

2016年4月より現校名を使用

\ 紋章 /

基本背景色は自然を基調とした緑で、ロゴ中央部には「屋」の字体を囲うようにオヒルギ胎生種子が描かれています。さらに屋我地ひるぎ学園の書体にもひと工夫されており「我」、「ぎ」、「学」の濁点部分はそれぞれ葉のカタチがデザインされています。

屋我地ひるぎ学園のロゴ入り校旗

形状:逆五角形に柄が入る

紋章配色:紺/緑/赤/青/黄/

\ 校章 /

現在では校章とロゴデザインが統一されておりますが、2016年3月まで使われていた旧校章には「オヒルギ胎生種子」が上向きに刻印されており引き立てとしてリボン柄も入っていました。この旧校章の写真は現在見ることのできない大変貴重な一枚です。

オヒルギが刻印された旧校章

現行:逆五角形にタネの柄

旧型:五角形にタネの柄

\ 校歌 /

校歌にもヒルギの言葉が込められています。2016年4月から使われている新校歌では歌詞の4番目に「ひるぎ林のちえ深く」と書かれているほか、2016年3月末まで斉唱されていた旧校歌では1番目から「ヒルギの庭に」という粋なフレーズが入っておりました。

校歌が刻まれた正門の石碑

作詞:名嘉元 貫一

作曲:平良 仁一

 橋梁標識プレート 

〜 公共設置物に刻まれたマングローブの姿 〜

\ 八幡川はちまんがわ /

鹿児島市喜入町にある国道226号線「八幡川」橋梁ではマングローブ植物であるメヒルギの胎生種子が描かれた石板があります。八幡川にマングローブは自生していませんが付近の愛宕川では大きな群落があり、地域特有の南国植物を象徴しています。

八幡川橋梁にデザインされたメヒルギ

デザイン:メヒルギ胎生種子

材質:彫刻式石板/塗装あり

\ 億首川おくくびがわ /

沖縄本島金武町にある億首川下流の「ヒルギ橋」ではマングローブ植物のヤエヤマヒルギを刻印した橋梁標識があります。品格のある天然石に埋め込まれた金属プレートには、穏やかな水辺に生えているマングローブ情景がとても印象強く描かれています。

ヤエヤマヒルギ柄のプレート

デザイン:ヤエヤマヒルギ樹形

材質:銅板プレート式/モノクロ

\ 億首川おくくびがわ /

おなじく億首川下流の「ヒルギ橋」ではマングローブの生き物であるシオマネキとアナジャコの刻印プレートもあります。億首川のマングローブは日本の重要湿地500に選定される自然豊かな場所であり、その土地ならではの斬新なデザインとも言えます。

生き物が刻まれたプレート

デザイン:シオマネキ+アナジャコ

材質:銅板プレート式/モノクロ

\ 磯辺川いそべがわ /

石垣市大浜にある国道79号線「磯辺川」橋梁ではマングローブ植物であるメヒルギの胎生種子が描かれた石板があります。磯辺川には小さなマングローブ林が発達しており、石版をみるとメヒルギのタネが静かな水面で発芽している情景を連想させます。

メヒルギが描かれた石板

デザイン:メヒルギ胎生種子

材質:彫刻式石板/塗装あり

\ 吹通川ふきどうがわ /

石垣市伊土名にある国道79号線「吹通川」橋梁ではマングローブ植物であるヤエヤマヒルギが刻印された金属プレートがあります。吹通川は広大なマングローブ原生林が発達しているほか市指定天然記念物でもあり駐車場付近からプレートを確認できます。

ヤエヤマヒルギが刻印された金属板

デザイン:ヤエヤマヒルギ樹形

材質:銅板プレート式/モノクロ

\ 底地川すくじがわ /

石垣市川平にある「底地ビーチ」入口ではマングローブ植物であるヤエヤマヒルギをはじめ海の生き物が描かれた表示板があります。亜熱帯らしい鮮やかな自然の色合いと、個性あふれるデザインは観光客のみならず地元の人にも心和ませています。

マングローブ風景がでデザインされた案内板

デザイン:ヤエヤマヒルギ樹形

材質:樹脂転写式/フルカラー

\ 前良川まいらがわ /

沖縄県西表島古見にある県道217号線の「前良川」橋梁ではマングローブ林にあるサキシマスオウノキをモチーフにした柵があります。橋の付近に古くからある巨木が眠っており、柵に表現された大迫力ある根と自然景観にあわせた色合いが魅力的です。

サキシマスオウノキがデザインされた柵

デザイン:サキシマスオウノキ

材質:金属型抜き/塗装あり

\ 前良川まいらがわ /

おなじく「前良川」橋梁ではマングローブの生き物であるノコギリガザミをデザインした面白い柵があります。この橋の下を流れる前良川では潮が引くと大量のカニがみられ、その王者と言わんばかりの貫禄がありドライブ中に立ち寄ることもできます。

ノコギリガザミがデザインされた柵

デザイン:ノコギリガザミ

材質:金属型抜き/塗装あり

マングローブ生き物

積雪群落

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