鹿児島&沖縄マングローブ探検

Okinawajima

沖縄本島

〈おきなわほんとう〉


沖縄本島の風景
東京から空路で2時間30分、全国都市より直行便運航。国際色の豊かな文化に満ち溢れるほか美しいリゾートビーチや、世界自然遺産に登録された北部地区「やんばる」の原生林に安らぎを感じさせられる南西諸島最大の島。


〔位置〕 沖縄県/沖縄諸島(島一周476㎞)
〔気候〕 年間平均気温23.1℃/亜熱帯海洋性
〔空路〕 那覇空港(ANA、JAL、SNJ、SKY)
〔航路〕 那覇下船(鹿児島⇔奄美群島⇔那覇)
マングローブ51カ所 19市町村)
〈群生面積60.639㌶/構成樹種35種〉


GoogleMap

自生地の全体地図

〈航空写真モードでも表示可能〉


Interview

地域住民に聞く

〈マングローブを語り継ぐ
マングローブについて語る高里尚正さん

高里 尚正さん 〔職業:ネイチャーガイド〕
取材・撮影地/沖縄県国頭郡金武町金武

沖縄本島では西表島に次いでマングローブ林が数多く見られ、北部(やんばる地区)を中心に中部・南部エリアに至るまで広く分布します。特に慶佐次川・大浦川・億首川・比謝川・大井川ではカヤックツアーをされる観光客で賑わいを見せており、地域によっては植樹活動で形成された自生地も存在します。島内では5種類のマングローブ主要樹種が確認されておりまして、主にオヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギが川の下流に多く生育しています。私の故郷である金武町の「億首川」には沖縄本島で数少ない貴重なヒルギモドキも数本自生しており、植物図鑑を見ながら自然観察してみると感動します。



Spot List

自生地一覧

〈地域別の分布地情報〉
〔国頭村奥〕
辺戸岬に近い沿岸干潟に低木ヒルギダマシとメヒルギが数本だけ残存。
〔国頭村安田〕
伊部岳の東側を流れる川の下流では幹の細いオヒルギが中州に育つ。
〔国頭村安田〕
人気釣りスポットの安田漁港近くの河川にマングローブの木々が密集。
〔東村慶佐次〕
東村にある広大なマングローブ林でヤエヤマヒルギのある北限群落。
〔名護市汀間〕
カワセミが棲息する水辺にオヒルギとメヒルギが1km以上立ち並ぶ。
〔名護市大浦〕
わんさか大浦パーク施設のカヤックと遊歩道からヒルギ原生林が一望。
〔名護市二見〕
二見バイパストンネルを越えた入り組んだ大浦湾干潟にヒルギが成長。
〔名護市辺野古〕
沖縄工業高校前に架かる橋から護岸沿いに生えるメヒルギが見渡せる。
〔名護市久志〕
海岸低地に流れる川のほとりでヒルギが沖縄らしい南国景観を見出す。
〔名護市久志〕
久志集落から加知味崎の浜を越えていくとメヒルギの大きな森が出現。
〔宜野座村松田〕
松田北交差点前の川沿いマングローブ林には巨大貝のシレナシジミも。
〔宜野座村松田〕
大久保ガー水辺公園から車えび養殖場までオヒルギ群落がお目見え。
〔宜野座村漢那〕
漢那ダムの放水口まで茂るヒルギは一度見たら忘れられない珍風景。
〔金武町金武〕
ネイチャーみらい館付近で自生地があり日本の重要湿地500にも選定。
〔うるま市洲崎〕
親水護岸テラスに植えれたヒルギ植物たちが全長3km以上生い茂る。
〔沖縄市比屋根〕
泡瀬沿岸の埋め立てにより整備された湿地にヒルギと野鳥が暮らす。
〔北中城村美崎〕
与儀地区から流れる暗渠水路は途中地上となりメヒルギ群落へと変化。
〔北中城村渡口〕
北中城高校前の橋と堤防沿いには消失から逃れたマングローブが生育。
〔西原町小那覇〕
西原町で唯一マングローブ植物が確認できる大変貴重なヒルギ自生地。
〔南城市新開〕
市民球場前から閑静な住宅街を蛇行する川に小さなジャングルが発達。
〔南城市佐敷兼久〕
佐敷中学校付近の海岸には陸と地続きの干潟にマングローブが出現。
〔南城市佐敷冨祖崎〕
南城市天然記念物ハマジンチョウ群落の浜辺でメヒルギが異彩を放つ。
〔南城市志堅原〕
奥武島を望む海岸に研究目的で植樹されたヤエヤマヒルギが生きる。
〔糸満市真栄里〕
南浜公園から県営団地前を流れる水路に植樹のヒルギ植物が繁殖。
〔糸満市兼城〕
植樹で大きく成長したヤエヤマヒルギが現在護岸の柵まで大接近。
〔豊見城市豊崎〕
再開発地区のベイエリアに位置する自生地には渡り鳥の姿や鳴き声も。
〔豊見城市瀬長〕
那覇空港と瀬長島が眺められる絶好ロケーションとヒルギ風景に感動。
〔豊見城市豊見城〕
那覇都心部のラムサール条約登録湿地に広がるマングローブが心癒す。
〔那覇市繁多川〕
ダムの下池に整備された畔の植栽帯にオヒルギ5本が淡水環境で成長。
〔那覇市安謝〕
那覇市と浦添市の境を流れる河川でヤエヤマヒルギとメヒルギを発見。
〔浦添市小湾〕
国立劇場おきなわ付近の下流干潟に佇む浦添市唯一のヒルギ自生地。
〔宜野湾市伊佐〕
メヒルギが過去生育した大山湿地近くにある宜野湾市唯一の自生地。
〔嘉手納町水釜〕
沖縄本島では慶佐次川や億首川にも次ぐ人気観光地のマングローブ。
〔恩納村美留〕
ペンション美留の目の前を流れゆく小河川にメヒルギの木々が密集。
〔恩納村仲泊〕
恩納村博物館から物産販売所前の干潟で潮風に吹かれヒルギが生きる。
〔恩納村恩納〕
国道58号線と恩名バイパス交差点前の川にマングローブの木がぽつり。
〔恩納村恩納〕
万座毛へいく途中立ち寄れる恩名海浜公園前の小さなメヒルギ群落。
〔恩納村名嘉間〕
数本のメヒルギが今無き当時のマングローブ群落の面影を映し出す。
〔名護市許田〕
許田IC・湖辺底公園近くにある河口のポンプ場前でメヒルギが伸びる。
〔名護市宇茂佐〕
河川改修されながらも宇茂佐の森公園と郵便局付近にはヒルギが群生。
〔今帰仁村崎山〕
崎山集落から人里離れた河口域には異国情緒漂うマングローブ林が。
〔今帰仁村仲宗根〕
琉球石灰岩に囲まれた地形に盆栽のごとく美しきメヒルギが発達。
〔名護市湧川〕
湧川マリーナ付近に密集するマングローブ林内はシオマネキの楽園。
〔今帰仁村呉我〕
本部循環線の橋から中流までヒルギの葉が水面をエメラルドに彩る。
〔名護市真喜屋〕
屋我地島を眺める羽地内海干潟のヒルギ林はカニやトビハゼを育む。
〔名護市源河〕
川砂に埋もれながらも奇跡的に生存する2本のメヒルギに感極まる。
〔大宜味村津波〕
東シナ海が一望できる河口の草むらの茂みでメヒルギがひっそり生息。
〔大宜味村白浜〕
山々に囲まれた半崎トンネル付近の塩屋湾干潟にオヒルギが隠れる。
〔大宜味村田港〕
塩屋湾の最深部にあたる下流域ではメヒルギが迷路のように広がる。
〔国頭村浜〕
周囲が雑木林に覆われている砂浜の陰でヒルギの幼木が長年芽吹く。
〔国頭村鏡地〕
比地川河口とつながる農業用水路には植樹マングローブが急成長。
マングローバルのロゴマーク

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